娘は小学校6年生の時にいじめが原因で不登校になりました。中学校はどうにか卒業することができましたが、高校はサポート校に入学したものの、1年で中退することになってしまいました。自閉傾向が強く、周りに適応するのが難しく、専門的な相談機関にも通っていたのですが、そこでも馴染むことができず、ほとんど家の中で過ごす日々が続いていました。
そんな折、市の広報誌でK2の居場所事業の存在を知りました。事業内容は少し違うように思えたのですが、藁にもすがる思いでご相談させていただいたところ、スタッフの皆さんが親身になって話を聞いてくださり、「次の居場所が見つかるまで、ここを使ってください」と快く承諾してくださいました。その温かい言葉に、娘と私は大変救われた思いでした。
お陰さまで、今では娘は週に1回ほどの頻度で居場所に出向いています。最初は緊張していた娘も、少しずつ笑顔を見せるようになり、家でも以前よりも会話が増えてきました。居場所のスタッフの皆さんが優しく接してくださったおかげで、娘は家以外に安心して過ごせる場所を見つけたのだと思います。
居場所には様々なプログラムが用意されており、娘もその一部に参加しています。例えば、コミュニケーションスキルを向上させるワークショップや、趣味を共有できる仲間と一緒に活動する時間など、どれも娘にとって新しい経験であり、大きな刺激になっています。
少しずつ、娘の表情が明るくなり、未来に対して前向きな気持ちが芽生えてきたことを、本当に嬉しく思っています。何よりも、娘に安心していられる居場所ができたことが、私にとっても心からの喜びです。これからもスタッフの皆さまのご支援をいただきながら、娘の成長を見守りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
