金森 克雄(Katsuo Kanamori)プロフィール
1954年生まれ、横浜在住。K2インターナショナルグループ創立者・代表。 1988年の設立以来37年以上にわたり、不登校や引きこもりなど、生きづらさを抱える若者たちと寝食を共にし続けてきた。
海外での共同生活、ヨットでの大航海、ミュージカルなど、常識に縛られない手法で「若者が自ら動き出す環境」を耕し続けている。

「お金を払っているんだから、そちらでなんとかしてくれ」
「監視をつけてでも、二度と家に戻さないようにしてほしい」
「あいつの根性を、そっちで叩き直してくれ」

35年以上この仕事をしてきて、稀にですが、今でもこうした言葉を投げかけられることがあります。正直に申し上げます。もしあなたがそうお考えなら、どうぞ今すぐお子さんを連れて帰ってください。

私たちは、あなたの「使用人」ではありません。
そして、ここは壊れた人間を修理する「修理屋」でもないからです。

僕が三十五年前、この世界に足を踏み入れた理由はただ一つ。無理やり自由を奪い、部屋に閉じ込めて「更生」させるようなやり方が、嫌で嫌で仕方がなかったからです。

そんなことで、人の心が本当の意味で育つわけがない。この業界の初期の人はみんなそうです。閉じ込めとけって言ったら、はい閉じ込めます、ぶっ飛ばされたらぶっ飛ばしますみたいなことに平気な人とは今までやって来なかった。

厳しい言い方かもしれませんが、時に、子どもより親御さんの方が「おかしい」と感じることがあります。自分の思い通りにならないからといって、子どもを「不良品」扱いしていないでしょうか。

親の欲目はわかります。ですが、一足飛びに何かが変わると思ったら大間違いです。

僕はスタッフに、いつもこう伝えています。

「僕たちは修理屋じゃないから、預けられた子どもをガンガンやって、こうしてああして直す仕事じゃないんだよ」って。

むしろ、「その子と一緒にいて、その子が今まで見過ごされてたいいところを見つけるのが君の仕事。ただ一緒におれ、一緒に飯食って、一緒に風呂入って、なんでも一緒にやるようにすればいい」

それだけで、本当にいいんです。

そもそも「いい子になる」とは、一体どういうことですか?

大学に受かることですか? 金儲けが上手くなることですか?

僕らが願うのは、そんなことではありません。よく笑う子にしたいと思っているし、何かちょっと感謝のある子にはしたいと思っているけど、大学の試験通るようにとか、商売上手とかそんなことは思ってないんです、はっきり言って。

ここに通う親御さんたちは、皆、必死です。正直、不器用でタイミングも悪くて、センスがないなと思うこともあります。でも、みんな「子どもを思う気持ち」だけは本物です。だから、僕も一緒にやっていける。

でも、「預けっぱなし」にする人だけは無理です。

親御さんと一緒に子育てするだけのことで、何かここに預けたら、勝手に『いい子』にしてくれると思ってるような人は無理なんです。

子どもをここで根性叩き直してもらうとか、よくしてもらおうとか、いろいろ要望される方はいますが、自分が変わればいいとしか思えないこともあります。

子どもたちは、何も変わっていません。ただ、関わる人間や環境が変わったことで、その子の本来の輝きが少しだけ見えたに過ぎません。
親が変われば、環境が変わる。環境が変われば、子どもは自ら動き出します。

「直そう」とするのをやめて、まずは一人の人間として、お子さんと向き合う覚悟を決めてみませんか。

最後に、今お子さんのことで悩んでいるあなたに、いくつか聞いてみたいことがあります。

「あなたは、子どもの「できないこと」を直したいのですか? それとも「笑っている顔」が見たいのでしょうか?」
「いい子になってほしい」という願いは、子どもの幸せのためですか? それとも、あなたが安心したいためなのでしょうか?」
「もし、子どもが一生今のままだとしたら。それでもあなたは、子どもの味方でいてあげられますか?」

考えてみてください。答えが出なくても構いません。その「迷い」こそが、新しい関係への第一歩なのですから。

今、あなたが自分の胸の内にある「どうしようもない不安」に気づき、一人で抱えきれないと感じているのなら。
一度、私たちのところへ来てください。

僕たちは、あなたの子どもの「代行屋」にはなれませんが、あなたが親の責任と覚悟を持って、子どもと共に歩み直すための「伴走者」にはなれます。

今の苦しみは、家族が再生するための、大切なプロセスです。

逃げずに、でも一人で抱え込まずに。ここから一緒に始めましょう。

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