皆さんこんにちは。今日は息子の幼少期からのお話をさせていただきたいと思います。少しでも皆さんに共感していただければ嬉しいです。

まず、小さいときはポケモン、電車遊びが大好き、一人遊びが好きでした。
幼稚園に行くとこだわりが強く、帰る途中に必ず草花を摘み取るのが日課になり、雨の日は大変な思い出があります。


お遊戯会では、お友達が踊っている横で一人棒立ちです。
一曲じゅう動かず、その場にいました。その時の私の気持ちは、恥ずかしいのかな、と思うくらいでした。

小学校では、好きな絵を書きましょうと先生に言われ、白紙のまま提出。
どうして何も書けなかったの、と聞くと、好きなものがたくさんありすぎ、食べ物、動物、キャラクター、何を書けばいいのか選べなかったといいます。

まずはそこで、私もまだ息子の特性っていうのが分かっていなかったので、選べなかったんだなっていうふうに思ってたいました。

その後高学年になるとゲームに費やす時間が多くなり、忘れ物、落とし物、黒板の板書の書きが遅いと先生からの指摘があり、あれ、少し周りの子どもとは違うのかな、と思い始め、検査を受けることになり、一年病院に通院し、アスペルガーの診断がつきました。
その時の私の気持ちは、やっぱり診断が出てよかったと。

そのおかげで息子との接し方、向き合い方が変わってきました。

しかし、まだ学校ではその配慮はあまりなく、授業参観のときに先生が一人ずつ当てるという場面があり、先生があてた時に答えられない息子を、「最後にあてるから答えて」と立たせたままにして、結局大勢の父母の前で一時間ずっと立たされたままでした。

その後、中学校に入り、水泳部に入り、正しい生活ができると思っていた矢先、思春期と重なり、「めんどくさい、めんどくさい」を連呼するようになりました。少しいじめもあって、朝からトイレにこもり出てこなかったりもしました。

そうすると学校の時間に間に合わなくなり、登校が遠のいていきました。

私もなんとか行かせようと思い、その時は息子の気持ちは分かっていなかったので、無理やりということが多かったですね。

高校は愛知の寮のある学校に入り、親元から15歳から離れ生活をはじめました。不登校の生徒ばかりがいる、山奥の緑が多い環境でした。初めは病気をしたりと大変でしたが、それも馴染んでいきました。

その学校は何とか3年間で卒業できました。寮生活の3年間はゲーム三昧でしたので本人には合っていたのだと思います。

高校を卒業後は、横浜に戻り技術系の短大に入りましたが、自分の意思ではなく入った学校でしたので、どんどん行かなくなり退学になりました。

空っぽになった息子はベッドから起き上がるのはトイレとご飯の時。
この頃はただ時間が経過することのみを待っているように思いました。

そしてK2との出会いですが、私が区役所でパンフを見つけ、説明会の参加を息子聞いてみました。
「行ってみない?」と言うと「行かない」。
主人が「車で行くから話だけ聞きに行って来いよ」。
そうすると、息子が「いいよ」と言ったので、親子で面談をしました。

それで、その時のお話の流れで入寮の運びになりました。

しかしいざK2に入寮するとLINEで「帰りたい帰りたい」の連打です。

今もそうですが、息子は親を操り慣れています。

脅迫もしてきます。親を操るなんて言い方が悪いように聞こえますが、その通りだと思います。

LINEだけではありません、息子は鍵を持っていましたから、私が家に帰ると息子が家にいました。びっくりしました。一回目はなだめて家族でK2に連れて帰りました。その時に、鍵は取り上げるというか、返してもらいました。

そのあと、2回、3回と先輩の家に無断で泊まりに行ったりすることが続いて。

最後に4回目は、鍵がないので玄関先で「開けてください、開けてください」大騒ぎ、ドアノブをガチャガチャ、夜中じゅう足でドアを叩き、ずっと玄関先にいました。
住宅街で近所迷惑もあったので、私はもう夜中じゅうずっとおどおどしていました。

多分、この時が人生の中で一番の葛藤だったと思います。

この時の私の心境は、「ここで家に入れたら、また昔のひきこもり、空っぽの息子に戻ってしまう」と自分で夜中じゅう自問自答してました。しかし、K2は助けてくれる、強くなろうとそこで決心しました。次の朝、スタッフさんが家に迎えに来てくださりました。

すると息子はすぐ車に乗り込み、K2に戻っていきました。

そのあとも「こんなに早く車に乗って戻る塾生はいなかった」という話を聞いております。

その後送られてきたスタッフの写真には、おいしそうにうどんを食べている息子がありました。

きっと一晩何も食べていなかったので、お腹が空いていたんだと思います。

その後、場面転換が必要ということで、海外に。高校の時、修学旅行にも行っていなかったので、1ヶ月修学旅行気分で行っておいでと送り出し今に至ってます。

仲良しができ、多分心強く、見るもの触るもの新鮮で楽しく、現地に今も馴染んでいるように思えます。

送られてくる月次報告と写真には頼もしい姿があり、私は嬉しく感じています。

今は何の便りもないのですが、それは元気な証拠だと思っています。

私が思うに、今まで成功体験がない息子に体験を積み、自信をつけることで、努力してもできなかったことが直視でき、心に余裕ができ、防衛的になって問題を避けたりせず、素直にできなかったことを認め、苦手なことも人に頼ったり、現実を検討する能力も高まり、生活が楽になっているような気がします。

そして、いつの間にかできている自分になってるような気がします。

最後に、私は家族の会に来て、皆様とこういった形でお話ができ、昔の痛みが少しずつなくなり、親にできないことをK2は見守って教えていただき、息子を成長させていただき、明るい笑顔の息子になってきて、とても感謝しております。皆様とのご縁に感謝いたします。ありがとうございました。